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夜行観覧車 犯人 ネタバレ 湊かなえ原作読書感想 [ドラマ]

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夜行観覧車 犯人のネタバレが含まれます。改行してありますので知りたくない方は赤い文字でここからと書いてある下は読まないでね☆

湊かなえ原作本を読み終わりましたので私なりの感想です。
先日の記事の続きになります。先日の記事 夜行観覧車 ネタバレ?
犯行動機 ネタバレ
犯人、ネタバレに関しては赤字下の方で。

原作の方は、夏木マリさん演じる小島さと子は鈴木京香さん演じる遠藤真弓に対してあんな、イジメをしたりする場面は全然ありません。
遠藤家で彩花がかんしゃくを起こして大声で叫ぶと、チョコレートのおすそわけを口実に様子を見る位の事しかしません。
何故あんなに小島さと子のイジワルをデフォルメするのか不思議には思います。
原作の中では小島さと子はひばりが丘を愛し、そこの住民である事を誇りに思い、そこが行き過ぎていて充分嫌なオバサンではありますが、あそこまでわざわざ遠藤真弓を陥れるような程遠藤家に入れあげている感じでもありません。
ドラマとしては面白くなっているような気もしますが。

原作では、小島さと子はさと子で抱えている問題らしきもの、寂しさらしきものも見え隠れするように語られており、信じられないような意地の悪い事もしますし、野次馬根性はいつでも丸出しだし、でも、勇気を持って遠藤家に来て彩花と真弓の修羅場に割って入り助けてくれるようなところもあり、味のある描き方をされています。

さてこの夜行観覧車、原作者である湊かなえさんが何を描きたかったのかは私などにわかるすべもありませんが、事件が起こり、その中で家族がその事件をどう受け止め、どう考え、どう向き合って行くのか、ドラマの重点はそこにあります。

身内から事件の加害者が出たら、出たかも知れない、という状況に陥ったら、あなたならどうそれに向き合って行きますか?

あなた自身は何もしていないのです。何も悪くないですよね。
それどころか、この高橋家の子供達はお父さんを亡くしているのです。
被害者の家族でもあるわけです。

それでも、家族から加害者が出ているかも知れないときには、周囲の方々にご迷惑をお掛けしましたとお詫びしなければならないのでしょうか。
高橋家の子供達はまさにその状態で苦しみ、葛藤します。
周囲からの圧力にどう立ち向かえるのか、他の家族とはどう助け合って行けるのか。

自分が幾ら注意して用心深く犯罪などに巻き込まれないように生活していたつもりでも、家族が犯罪を犯してしまうかも知れないのです。
そうなったら自分は犯罪者の家族です。

それは世間に謝らないとならない事なのか?

自分は何もしていないのです。

父を亡くした子供ですらあるのです。

自分なら何をどう始末出来るのか、何も出来ないのか、それを考えさせられる本でした。


この下からネタバレします










ここからネタバレ
上にも書いて来たように
つまり、犯人が誰であるかは物語開始早々に語られてしまいます。
次男の慎司が失踪している事から、本当は犯人は淳子(石田ゆり子)ではなく慎司なのではないか、等と勝手に読者が憶測するような感じにはしてあるものの、途中からこれはほぼ犯人はそのまま淳子なのだなとわかるように書いてあります。
夜行観覧車は推理小説という感じではないからです。

さて、TVドラマの方はどんな作りになっているのでしょう。
犯人を別の人にしてしまったりはしないと思うので、犯人は淳子のままだろうと思います。

原作とドラマ、どちらが良かったかと聞く人がたまにいますが、
ドラマはまだ始まったばかりなので何とも言えませんが、あらすじは同じであったとしても、原作とドラマと随分離れている感じもしますので、ドラマの方もまだまだ目が離せません。
楽しみにしています。

本の方の読後感はイマイチなんというか、良い人が居なかった…。
味のある人物はたくさんいたのですが、ハッピーエンド好きな私としては、もう少し、彩花がすっきりと生まれ変わったような良い子になってくれたりしたらもう少し嬉しかったけど、他人の不幸をまだ少し喜ぶような性格の悪さと、何でも人のせいにする依頼心の持ち主である事に変わりはありませんでした。
憑き物が落ちたようにママの気持ちもわかるようになって、ママに優しくなれたら良かったのに。

無理かぁ…。
ドラマの方に期待しましょうか。

小島さと子も相変わらずのクソババァぶりを発揮したまま終わっているし、比奈子は事件のきっかけを彩花のせいにしているし、誰も彼も少しずつ身勝手で少しずつ依頼心があって、少しずつ傲慢なままなのです。
でも、それが人間という物なのでしょうね。
欠点のない人なんて居るわけもなく、すっきりした気持ちの良い終わりがある物語なんてないのかも知れません。
湊かなえさん、まさかそんな見も蓋もない事を言いたかったんじゃないですよねぇ。



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